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つづき通信

シャンプーは、皮膚や被毛に付着した雑菌や病原菌、
ノミ・ダニなどを洗い流し、健康な皮膚を保ってくれます。
日頃のお手入れや皮膚病の時には欠かせません。
夏は気温や湿度が高く、被毛の多いワンちゃん・ネコちゃんの皮膚は
病気を起こしやすいので注意が必要です。

人用シャンプーと犬猫用シャンプーの違い人と犬猫の皮膚のphは異なり、シャンプーもそれぞれに合わせた成分となっています。人用シャンプーには油性吸着成分が犬猫用シャンプーより2倍近く含まれています。そのため、このシャンプーで犬猫を洗うと、皮膚の水分や柔軟性を保っている皮脂を大きく落としてしまい、皮膚の潤いを失い、痒みや肌荒れの原因になる場合や、抜毛が細くて弱くなり多量の抜け毛を招く事があります。

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ブラッシングして毛玉、絡みついた抜毛、大まかな汚れを取り除きます。
抜毛をぬるま湯(25度)でよく濡らして下さい。
シャンプーを抜毛にすり込み、十分に泡立つまでよくマッサージして下さい。症状がひどい部分から洗うと効果的です。
ぬるま湯でよくすすいで下さい。
二度目はシャンプーの成分が皮膚に届くように、しっかりマッサージし、泡立てたままの状態で5~10分間お待ち下さい。
ぬるま湯でよくすすいで下さい。また必要に応じて保湿剤をご使用下さい。
タオルで良く拭いて、乾かして下さい。ドライヤーを使いたい場合は、冷風にするか、なるべく離してお使い下さい。
水を怖がるワンちゃん・ネコちゃんや高齢・妊娠中の場合、あまり暴れるようなら無理にシャンプーせす、ブラッシングやドライシャンプーを行うのも1つの方法です。一度に全身シャンプーするのでなく、足先だけ、お尻の方だけなど部分的に順番に洗うと嫌がらない場合もあります。

左から角質溶解シャンプー、抗菌性シャンプー、
保湿性シャンプー、抗真菌シャンプー、保温剤
薬用シャンプーには皮膚に働く薬理作用があります。皮膚の状態にあったシャンプーを選択しないと痒みや乾燥を引き起こす事があります。
アトピー性皮膚炎の場合、皮膚の抵抗力が低下しているので、細菌や酵母菌などが繁殖したり、皮膚が脂ぎってべたべたする事もあります。これらの原因に合わせてシャンプーを組み合わせて使用することで、症状を緩和させたり、再発を防ぐ事ができます。
最近の研究で、皮膚からアレルギー物質が体内に吸収される事が多いと報告がありました。週に1~2回シャンプーを行い、皮膚を清潔に保つようにしましよう。
種 類 成 分 作用・効果
保湿性シャンプー プロピレングリコール
尿素
オートミール
オーツ
ハーブ
グリセリン
・保湿作用
(水分の蒸発を防ぎ皮膚に潤いを与える。)
・皮膚柔軟作用
(角質に水分を与え柔らかくする。)
両方の作用をもつものが多い。
・使用頻度:週に2~3回
・アトピー性皮膚炎に有効。
普段のシャンプーに使用可能。
角質溶解性シャンプー 硫黄(普通)
サリチル酸(普通)
コールタール(弱い)
二硫化セレン(強)
乳酸エチル
過酸化ベンゾイル
(とても強)
・フケが多かったり、皮膚がべたべたした
感じで油っぽい時に使用します脂漏症、
マラセチア皮膚炎、カイセン症に有効。
抗菌性シャンプー
抗真菌性シャンプー
ノルバサン
クロルヘキシジン
ケトコナゾール
・使用頻度:週に2~3回
・表在性腺皮症やマラセチアなどの
真菌に有効。
保湿剤
(コンディショナー)
・シャンプー後に使用したり、普段の
ブラッシングの時に使用する事で、
抜毛の絡まりや皮膚の乾燥を防ぎます。







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