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つづき通信

1. 1日のほとんどを寝て過ごす。
2. 耳が遠くなる。呼んでも寝ていたり、玄関のチャイムに反応しなくなる。
3. 目やにが多くなる。白内障になる。
4. 歩く時に腰がふらつく。段差が上れない。
5. 疲れやすい。
6. トイレ以外のところで排泄する。
7. 毛が薄くなり、毛づやも悪くなる。顔などに白髪が出てくる。
8. 夜鳴きをする。
9. 怒りっぽくなる。
10.痩せてくる。
11.身体が震える。(特に後ろ足。)

1. 咳が出る。
2. 散歩中に倒れる。
3. 食欲がない。
4. 水をたくさん飲む。おしっこの量や回数が増える。
5. よく嘔吐する。
6. 口臭が強くなる。

言葉の話せないワンちゃん・ネコちゃんは随分症状が悪化してから気がつく場合がほとんどです。 老齢の場合、体力が低下していますから、丸1日食べないだけでも弱ってしまいます。さらに嘔吐している場合には脱水症状を起こしてしまいます。いつもと調子が違うようなら早めに診察に連れて来てください。



高齢になればなるほど活動範囲や活動時間が少なくなり、寝ていることが多くなります。だからこそ居場所はとても大切になります。
 たとえば屋外で飼っていた犬が突然室内飼いに変更した場合、家の中に入れてもウロウロする時間が多かったり、それまでの睡眠時間が取れないようなら要注意です。室内飼いの方が飼主さんとの距離が近く、ワンちゃんの状態が把握しやすいと思います。「高齢になったら室内飼いに」というつもりなら、7歳を過ぎた頃から昼間に室内に入れるなど少しずつ室内を見せておき、ワンちゃんがいちばん落ちつく居場所をワンちゃん自身に選ばせてあげたいものです。


老犬の粗相は飼主にとって深刻な問題です。介護疲れもあって、つい犬を叱りたくなります。でも体が衰えている高齢犬の場合、“行きたくてもトイレまで行けない”ことが多いのです。これまでの習慣に合わせて、外でする子はこまめに外へ、室内でする子は様子を見ながら、トイレシートの上に、飼主さんが抱く上げてトイレに連れていってあげて下さい。そこで排泄したら、たっぷり褒めてあげましょう。現在ワンちゃん用のおむつも市販されています。上手に利用すれば介護がとても楽になると思います。



高齢になると心臓の機能が低下して、興奮すると気を失ったりします。玄関のチャイムの音・来客・散歩中に他の動物を見ることで興奮して吠えるなど。興奮しやすい性格は若いうちにしつけをしっかりして直しておいたほうがいいと思います。飼主がリーダーとなり安心させ無駄に吠えないようにしつけましょう。


歯の健康は高齢犬に限らず、どの年齢の犬にも大切です。長生きしているワンちゃんは歯の丈夫な子が多く、病気にもなりにくいです。歯の健康を守るためには歯磨きが大切です。無理やりやるより、おいしい味のする歯磨きジェルを使って楽しく遊びながら、続けることが大切です。口の中に指を入れる事ができるようになるのが第一歩です。歯みがきのやり方や歯ブラシなどはご相談下さい。

老犬は寝ていることが多いからといってお手入れをおろそかにしてはいけません。体調管理は変化を察してあげることが大切なので、毎日愛犬に触れるのは基本です。
体を触って“できもの”ができていないか、皮膚病はないか、耳は汚れていないか、爪は伸びていないか、足の裏の毛は伸びすぎていないかなど、やさしく声をかけながらブラッシングをしてあげましょう。あくまでも「やさしく」が基本です。





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